聴導犬の候補犬は、動物福祉の観点から、動物愛護センターや動物愛護団体などに収容されている、捨てられたり、保護された犬のなかから選びます。生後2ヶ月~4ヶ月の子犬が持っている元々の性格を評価して聴導犬として向いている犬を選び、トレーニングしています。
また、他の補助犬の協会でキャリアチェンジになった犬を、聴導犬の候補犬として導入するといった取り組みも行っています。
候補犬として選ばれた犬は、3段階の訓練を受けます。
人と暮らすマナーを身につけ、音に反応するように訓練します。 | 聞こえない人の生活に合わせた音の訓練や、公共の場で訓練します。 | 希望者と犬がきちんとした関係を作るために、一緒に生活しながら訓練します。 |
合同訓練終了後に書類審査や動作検証などの認定試験を受け、合格した犬だけが聴導犬として認定されます。